応用情報技術者情報処理技術者試験

【応用情報技術者 過去問題】JIS Q 20000-1は、サービスマネジメントシステム(SMS)及びサービスのあらゆる場面でPDCA方法論の適用を要求している。SMSの実行(Do)の説明はどれか。

情報処理技術者試験
JIS Q 20000-1は、サービスマネジメントシステム(SMS)及びサービスのあらゆる場面でPDCA方法論の適用を要求している。SMSの実行(Do)の説明はどれか。

ア.SMS及びサービスのパフォーマンスを継続的に改善するための処置を実施する。
イ.SMSを確立し、文書化し、合意する。
ウ.サービスの設計、移行、提供及び改善のためにSMSを導入し、運用する。
エ.方針、目的、計画及びサービスの要求事項について、SMS及びサービスを監視、測定及びレビューし、それらの結果を報告する。

こんにちは ブログを書いているハコフグです

上の問題の解答と解説を詳しくまとめています。

hakofugu
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応用情報技術者試験 平成28年(2016年)に出題されました

PDCAをパワポで作成したものがこちら!

正解はこちら!

ウ.サービスの設計、移行、提供及び改善のためにSMSを導入し、運用する。

解説していきます

その前に、こちら(↓)でPDCAの解説を確認してください。

さらに、JIS Q 20000-1とPDCAサイクルの関係性について、以下を確認してください。

JIS Q 20000-1では、PDCAサイクルをサービスマネジメントシステム全体、および個々のサービスマネジメントプロセスに適用することを要求しています。

【Plan(計画)】
サービスマネジメントシステムの確立、文書化、実装、維持、および継続的改善の計画を策定する。サービス目標、サービス品質目標、サービスマネジメント計画などを策定する。リスク及び機会への取り組みを計画する。

【Do(実行)】
計画されたサービスマネジメントシステムとサービスマネジメントプロセスを実行し、サービスを提供する。

【Check(点検・評価)】
サービスマネジメントシステムのパフォーマンスと有効性を監視、測定、分析、評価する。目標達成度、プロセス効率、顧客満足度などをレビューする。

【Act(処置・改善)】
監視、測定、分析、評価の結果に基づき、サービスマネジメントシステムのパフォーマンスを継続的に改善するための処置を講じる。不適合に対して是正処置を行う。

「ア.SMS及びサービスのパフォーマンスを継続的に改善するための処置を実施する。」は、Actに該当します。

「イ.SMSを確立し、文書化し、合意する。」は、Planに該当します。

「エ.方針、目的、計画及びサービスの要求事項について、SMS及びサービスを監視、測定及びレビューし、それらの結果を報告する。」は、Checkに該当します。

「ウ.サービスの設計、移行、提供及び改善のためにSMSを導入し、運用する。」がDoに該当し正解です。


hakofugu
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この問題は、PDCAサイクルだけの知識で解くには少し難しく、JIS Q 20000-1とPDCAサイクルの関係性をおさえておく必要がありそうです。

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