G検定ITパスポート情報処理技術者試験

【ITパスポート 過去問題】AIの活用領域の一つである自然言語処理が利用されている事例として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

情報処理技術者試験
【問題】AIの活用領域の一つである自然言語処理が利用されている事例として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

a.Webサイト上で、日本語の文章を入力すると即座に他言語に翻訳される。
b.災害時にSNSに投稿された文字情報をリアルタイムで収集し、地名と災害情報などを解析して被災状況を把握する。
c.スマートスピーカーを利用して、音声によって家電の操作や音楽の再生を行う。
d.駐車場の出入口に設置したカメラでナンバープレートを撮影して、文字認識処理をし、精算済みの車両がゲートに近付くと自動で開く。

ア.a、b、c
イ.a、b、d
ウ.a、c、d
エ.b、c、d

こんにちは ブログを書いているハコフグです

上の問題の解答と解説を詳しくまとめています。

hakofugu
hakofugu

ITパスポート試験 令和5年(2023年)に出題されました

ちなみにこの問題をベースに、生成AIで書き出した画像がこちら!

正解はこちら!

ア.a、b、c

解説していきます

自然言語処理と聞くと、少し難しそうに感じられるかもしれません。しかし実は、皆様の身近なところで大変活躍している技術なのです。

これは、私たちが普段話したり書いたりする言葉(日本語や英語など)を、コンピューターが理解できるようにする技術のことです。まるで、コンピューターに人間の言葉を教えているようなイメージを持っていただければと思います。

例えば、海外のウェブサイトをご覧になった際に、日本語に「翻訳」してくれる機能がありますよね?あれは、コンピューターが元の言葉の意味を理解して、別の言語に変換しているのです。

また、SNSで「地震」や「大雨」といった投稿が集まった際、コンピューターがその中から「どの地域の情報か」「どのような被害が出ているか」を読み取って、災害情報を整理することにも使われております。

さらに、スマートスピーカーに「電気をつけて」と話しかけるだけで家電が動くのも、皆様の「音声」をコンピューターが「言葉」として理解しているからに他なりません。

このように、自然言語処理は、コンピューターが人間の言葉を理解し、私たちの生活をより便利にしてくれる大切な技術です。ここまでの説明をふまえ、a、b、cは以下のようになります。


a.Webサイト上で、日本語の文章を入力すると即座に他言語に翻訳される。」は、正しいです。


「b.災害時にSNSに投稿された文字情報をリアルタイムで収集し、地名と災害情報などを解析して被災状況を把握する。」は、正しいです。


「c.スマートスピーカーを利用して、音声によって家電の操作や音楽の再生を行う。」は、正しいです。


「d.駐車場の出入口に設置したカメラでナンバープレートを撮影して、文字認識処理をし、精算済みの車両がゲートに近付くと自動で開く」という仕組みは、AIにおける画像処理とその中の文字認識の応用例と言えます。したがって、自然言語処理ではないです。dは正しくないです。


a、b、cが正しいので、「ア.a、b、c」が正解となります。


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