G検定ITパスポート情報処理技術者試験

【ITパスポート 過去問題】AI の関連技術であるディープラーニングに用いられる技術として、最も適切なものはどれか。

情報処理技術者試験
【問題】AI の関連技術であるディープラーニングに用いられる技術として、最も適切なものはどれか。
ア.ソーシャルネットワーク
イ.ニューラルネットワーク
ウ.フィージビリティスタディ
エ.フォールトトレラント

こんにちは ブログを書いているハコフグです

上の問題の解答と解説を詳しくまとめています。

hakofugu
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ITパスポート試験 令和6年(2024年)に出題されました

ちなみにこの問題をベースに、生成AIで書き出した画像がこちら!

正解はこちら!

イ.ニューラルネットワーク

解説していきます

イ.ニューラルネットワークは、人間の脳の神経細胞である「ニューロン」の仕組みを真似て作られた計算モデルです。

私たちの脳では、ニューロン同士が電気信号をやり取りし、複雑な情報を処理しています。ニューラルネットワークもこれと同じように、たくさんの「人工ニューロン」(ノードとも呼ばれます)が層状につながって情報を処理します。

データ(例えば、画像や音声)が「入力層」の人工ニューロンに入力されると、その情報は次の層の人工ニューロンへと伝えられます。この時、情報には「重み」という調整が加えられます。この重みは、脳のニューロン間の「結合の強さ」に相当し、AIが学習するにつれて最適な値に変化していきます。

そして、「隠れ層」と呼ばれる途中の層で複雑な計算が行われ、最終的に「出力層」から予測や分類の結果が出力されます。

AIは、このニューラルネットワークを通じて、与えられたデータから自動的にパターンやルールを学習し、未知のデータに対しても判断を下せるようになるのです。イ.ニューラルネットワークが正解です。


ア.ソーシャルネットワークは、インターネット上で人々がつながり、交流するためのサービスです。友人や家族とのコミュニケーション、情報収集、趣味の共有など、様々な目的で利用されます。

具体例としては、日常の出来事を共有するX (旧Twitter)、写真や動画がメインのInstagram、ビジネスに特化したLinkedInなどが挙げられます。共通の興味を持つ人と出会ったり、最新のニュースをチェックしたりと、私たちの生活に深く根付いています。これは不正解です。


ウ.フィージビリティスタディとは、新しいプロジェクトやアイデアが「実現可能か」「採算がとれるか」を事前に調査・評価することです。いわば、Goサインを出す前の「お試し」ですね。

具体例としては、新しいカフェを開く際、立地調査、競合店分析、予想売上、初期投資、運営費用などを徹底的に調べ、成功の見込みがあるかを判断します。これを行うことで、無駄な投資や失敗のリスクを減らせるんです。これは不正解です。


エ.フォールトトレラントとは、システムの一部に故障が起きても、全体が停止せずに動き続ける能力のことです。ちょうど車のスペアタイヤのように、何かトラブルがあっても機能を維持できるように設計されています。

具体例としては、銀行のATMは、どれか1台が故障しても、他のATMが正常に稼働し続けることで、利用者がお金を引き出せるように設計されています。これもフォールトトレラントの一種です。これは不正解です。


hakofugu
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今回の問題は、AIに直接的に関係があるのは、イ.ニューラルネットワークなので、消去法でア.ソーシャルネットワーク、ウ.フィージビリティスタディ、エ.フォールトトレラントを解答から除外しても良い気がします。

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